排出ガスに関しては、連続排ガス監視システムの排気管(CEMS)より直接得られる気体サンプルが分析に利用されます。配管、バルブ、ガスフロー制御システム、コンピュータシステムといったCEMS変更に伴う費用はわずか数百ドルです。
気体は必要な期間(例:2週間、1ヶ月)に継続的に採取されます。1回の測定は0.1から1.0リットルの採取排出ガスにより行われます。測定結果はカーボンニュートラルCO2排出量に対する温室効果ガスCO2排出量の真の移動平均により表されます。分析のためのガス試料は炭素14試験所に送付され、最短で4営業日以内に結果がわかります。
ベータ・アナリティック社への炭素14分析サンプル送付に関する詳細は、試料の送付をご参照ください。
ASTM D7459-08は定常燃焼施設から排出される排出ガス中のバイオマス起源CO2の混合率を決定するための試験(ASTM D6866)用に制定されたサンプル採取のための標準規格であり、定常燃焼施設からの気体サンプルの採取方法に関する具体的な手順を説明しています。
この標準規格はASTMウェブサイト:英語のみ よりダウンロードすることができます。
ベータ・アナリティック社(ISO/IEC 17025:2017認証取得)では、ASTM D6866をご提供しておりますが、気体サンプルの採取サービスはおこなっておりません。 ASTM D6866試験のためのサンプルは ASTM D7459に従って適切に採取される必要があります。 必要サンプル量・送付手順に関する詳細はこちらをご参照ください。
(参考文献)
1. Manning, M R; Lowe, D C; Melhuish, W H; Sparks, R J; Wallace, G; Brenninkmeijer, C A M; McGill, R C. The use of radiocarbon measurements in atmospheric studies. RADIOCARBON, VOL 32, No. 1, 1990, P 37-58:英語のみ
最終更新:2024年2月